タマミジンコの培養を失敗する原因

メダカ

タマミジンコの培養に失敗してしまうという声をよく聞きます。

なぜミジンコの培養を失敗してしまうのか、その主な原因をご紹介します。

タマミジンコの培養を失敗してしまうという方はぜひ参考にしてみて下さい。

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タマミジンコの培養・飼育方法

タマミジンコの培養方法は様々ありますが、我が家で実際に安定して培養できている方法をご紹介します。

➀1~2ℓ程度の容器を準備
②メダカ水槽の底にたまっているゴミをスポイトで吸い取る
③水量が1ℓ以上取れたら、そこへミジンコを入れる(数匹でOK)
④明るく、温度変化の少ない場所で保管

これだけで、どんどん増えてきます。

我が家ではこの飼育環境で2日に1回程度、ドライイーストを水で溶いたものを数滴与えています。

タマミジンコは成体になったら1~2日おきに、1匹当たり10数匹の子供を産みます。その子供が数日で成体になり、また子供を産むので、みるみるうちに増えてくれます。

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タマミジンコの培養に失敗してしまう主な原因

えさを与えすぎ

ドライイーストやエビオス錠をミジンコの餌として与える方も多くいらっしゃると思いますが、多く与えすぎてミジンコが死んでしまうことがあります。

多すぎるえさは水中の飼育環境を悪化させることになるのでミジンコが死んでしまうのもわかる気がしますよね…。

基本的には、グリーンウォーター(青水)だけでも十分増えるので、別途ミジンコ用にえさを与える場合は少しずつ与えるようにしてみて下さい。

手をかけすぎ

基本的には、「グリーンウォーター」+「メダカの糞や食べ残しのえさ」を入れた容器にミジンコを入れておけば増えてくれます。

この方法で1匹から数日で100匹以上に増やした経験が何度もあります。

下手に水替えをしたり、えさを与えすぎることが失敗に繋がります。手をかけすぎないのが、成功の近道だと思います。

出来るだけ自然に近い環境を作ってあげてください。

水がキレイ

カルキ抜きをしただけの水にミジンコを数匹入れてみたことがあります。

なんと…数時間で全滅しました!!

また別日に、「カルキ抜きの水5:メダカの飼育水1」の割合でミジンコ培養を行ってみたこともありますが、これも失敗しました。

きれいな水はダメなようです…。

自然界で考えてみるとごくごく当たり前のことですが、きれいな水にミジンコはいません。池や田んぼなど多少汚れた水中に住んでいます。

飼育のためにはグリーンウォーター(青水)が一番おすすめです。

太陽光不足

ミジンコは光に集まってきます。一般的に明るい場所で飼育をするので、光の当たる場所で飼育をするようにしてください。

ただし、小さい容器で直射日光が当たってしまうと水温が上がりすぎてしまい、ミジンコが死んでしまう可能性もあるため、外で飼育する場合は大きめの容器で飼育するようにしてください。

温度変化・温度管理

ミジンコの培養に適した温度は20℃~25℃と言われています。

出来るだけ温度変化の少ない場所で飼育を行ってください。外での飼育など温度変化が大きい場合は、大きい容器で飼育することで急な温度変化を防ぐことができます。

また、10℃以下になるとミジンコが死んでしまう可能性があります。増殖スピードもかなり落ちるので、越冬は一般的には難しいと言われています。ミジンコの越冬のために水温管理をするのは大変なので、以下のどちらかで春から新たに培養を始めることをおすすめします。

➀耐久卵を保管しておいて春に孵化させる
②温かくなってからミジンコを購入

過密飼育

ミジンコは一定の密度になると増殖スピードが落ちると言われています。

過密飼育でミジンコが死んでしまったという話も聞くので、ある程度の密度になったら容器を分けたほうが無難だと思います。酸欠も原因になっている可能性があります。

我が家では、ミジンコが一定数まで増えた容器からメダカに与えるようにしています。

突然の全滅(原因不明)

タマミジンコの繁殖が難しいと言われている原因の一つとして「突然の全滅」があります。

我が家では今まで経験はありませんが、いつ起こるかわからないので、リスク回避のためにも、いくつかの容器に分けて飼育しておくことをおすすめします。

最後に

今回は、タマミジンコの繁殖に失敗してしまう主な原因をご紹介しました。

基本的には、対策ができるものが多いので、できる範囲でミジンコの繁殖を行ってみて下さい。

1日ごとに成長したり、増殖してくれるので観察していてとても楽しいですよ!

他にもメダカ飼育の記事をたくさん書いていますので良ければご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました☆

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