メダカの卵が孵化して針子が産まれてきたら、いよいよ本格的なメダカ飼育が開始します。
針子の飼育は様々な事に気をつけなければいけませんが、その一つが「えさやり」です。
今回は、「針子のエサやり開始時期」について我が家で行っている方法をご紹介します。
針子の餌やりは3日後から?
一般的に、「メダカの卵が孵化したら3日間程度はえさを与えなくてよい」と言われています。これは、ヨークサックというお腹の卵のう(栄養が入った袋)があり、そこから栄養が補えると言われているためです。
「ヨークサックがあるからえさを食べない」という情報がある一方、反対の意見もあります。
孵化した初日(もしくは1日後)からエサを与えたほうが良い、針子は孵化した初日からエサを食べるという意見も見受けられます。
いったいどっちが正しいの?と悩んでしまいますよね。
ちなみに我が家では後者の「初日からエサを与える」方法を行っています。その理由を以下でご説明します!
初日から餌を与える理由
孵化初日からメダカの針子に粉えさを与える理由をご紹介します。
もちろん、これが絶対というわけではありませんが、知っておいて損はないと思うのでぜひ参考にしてください。
養分(卵黄)の残りは個体差あり
一般的に、針子はヨークサックがあり、3日程度はヨークサックから養分を吸収すると言われています。
しかし、この養分(卵黄)は、卵の中でメダカが成長するときにほとんどを使い切っています。
卵の中で成長するときの養分の余りがヨークサックとなりますが、孵化の時にはほぼ養分が残っていない個体もあります。
メダカの卵もすべてが全く同じではありません。栄養が少なくて孵化までできない卵もあります。なので当然、卵によって養分の差も出てきます。
ちなみに孵化直後に粉えさを与えると、えさを食べる子もいます。
全ての針子が「孵化直後はえさを食べない」というわけではありません。個体差があることを覚えておいてください。
オスが多くなる可能性あり
メダカは餓死状態が続くとオスが多くなると言われています。これは、成魚になった後にも性転換をすることがあります。
一般的に、メダカを飼育する場合は産卵をさせる場合が多いので、オスばかりになると産卵数が減って困ってしまいます。そのため、ブリーダーさんの中には、初日から餌を与える方もいらっしゃると聞いたことがあります。
飢餓状態を回避するために、ふ化直後から粉えさを与えるのがおすすめです。
注意点
ただし、孵化したばかりの針子に粉えさを与える場合は、水質悪化に注意しなければいけません。
具体的に日々行ってほしい掃除方法をご紹介しますので、ぜひ行うようにしてください。
スポイトで残ったえさを取る
孵化したばかりの針子は、えさを食べる子と食べない子がいます。
また、食べたとしてもたくさん食べるわけではないので、粉えさの残りが水槽の底に沈んで残ってしまいます。
そのため毎日、水槽内の残ったえさを取り除くようにしてください。
スポイトを使うと掃除も容易にできるのでおすすめです。
表面の粉えさを取る
針子用の粉えさは沈みにくいため、水面に浮きっぱなしになることも良くあります。
この時は水面の粉えさも掃除するようにしてください。油膜が張ると酸欠になってしまうので注意が必要です。
我が家で毎日行っている水面の掃除方法は以下の通りです。
気をつけないと、たまに針子がティッシュについてくることがあります。粉えさはきれいに取れるので、様子を見ながら試してみて下さい。
▼針子には針子用の粒が細かいえさを与えてください。大きい粒のものは食べることができません。
最後に
今回は、針子のえさやり開始時期についてご紹介しました。
もちろん、それぞれ合った方法で飼育を行っていただきたいと思いますが、我が家の飼育方法はご紹介した通りです。
水質悪化に注意をすれば特に問題ないので、ぜひスポイトなどを準備のうえで行ってみて下さい。
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最後までご覧いただきありがとうございました☆