メダカの飼育をするうえで、水槽内の汚れが気になる方は多いと思います。そんな水槽内の汚れをきれいにしてくれる「ラムズホーン」ですが、飼育するうえで気を付けることもあります。
今回は、ラムズホーンを導入するうえでぜひ知っていただきたいメリット&デメリットをご紹介します。
ラムズホーンの飼育を検討している方はぜひ参考にしてください。
▼メダカと飼育する方法をご紹介しています。
ラムズホーンはメダカに悪影響はない?共存できる?ラムズホーンをメダカと一緒に飼育する方法
ラムズホーンって何?
ラムズホーンは別名「インドヒラマキガイ」と言い、小型の淡水生巻貝です。
タフな貝なので、飼育が容易です。(水槽に入れる際は、念のため水合わせは行ってください。)水槽内の汚れ・ゴミをえさとして食べてくれるのでメダカなどと一緒に飼育する場合は、特別にえさを与える必要もありません。
ラムズホーンと言えば見た目も特徴的です。
レッドラムズホーン、ブルーラムズホーン、ピンクラムズホーンなど様々な色のラムズホーンがいるので、見た目がきれいなのも特徴です。
ただし、違う色のラムズホーンを掛け合わせると色の固定ができなくなるので、見た目を気にする場合は、同じ色のラムズホーンを掛け合わせる事をおすすめします。
繁殖能力が高いため、増えすぎないように注意する必要があります。
メリット
ラムズホーンを飼育するメリットをご紹介します。
ラムズホーンはメダカと相性も良く、飼育しやすいためぜひ飼育を検討してみて下さい。
エサの食べ残しを食べてくれる
毎日行うメダカのエサやりですが、いくら与える量に気を付けていても多少が水槽内に残ってしまいます。
そんな時に活躍してくれるのがラムズホーンです!水槽内に残ったエサを食べてくれます。
特に、針子のうちはえさの食べ残しが多いため、ラムズホーンが活躍してくれます。
針子ってえさを食べる量は少ないけど、与えるえさの量が少なすぎると餓死の原因になってしまうので量の調整が難しいですよね…。
エサが水槽内に残ってしまうと、水質が悪化してしまいます。気を付けてください!
水槽の掃除
ラムズホーンは水槽内のコケや、メダカの糞なども食べてくれるため、水質の悪化を防いでくれます。
針子サイズの時は、水槽内の掃除が思うように出来ません。そんな時にラムズホーンは水槽内を自由に動き回って掃除をしてくれるので、かなり重宝します。
水槽の掃除を少しでも楽にしたいという方に、ラムズホーンはおすすめです。
バクテリアの住処
ラムズホーンは黒っぽい糞をします。その糞はバクテリアの住処(すみか)と言われています。
メダカ飼育において、バクテリアは超重要です。ぜひラムズホーンの糞も有効活用してみて下さい。
針子・稚魚の水槽の水換えのときは、ラムズホーンも一緒に入れて、水合わせをするようにしています。バクテリアが含まれる糞があると安心度もかなり違います。
デメリット
ラムズホーンのメリットはご紹介した通り、たくさんあります。じゃあ、飼えばいいじゃん!と思うかもしれませんが、ぜひ事前にデメリットも把握しておいてください。
ラムズホーンは自然に帰してはいけません。責任をもって最後まで飼う覚悟がなければ飼育しないようにしてください。
増えすぎる
ラムズホーンの一番のデメリット(人によってはメリットですが)は、増えすぎる点です。
ラムズホーンは、雌雄同体なので2匹いると繁殖ができてしまいます。また、1度受精した個体は卵を数か月間、産み続けます。1回当たり10個程度の卵を頻繁に産むので、気をつけないと増えすぎてしまいます。
飼育できない場合は、卵のうちに駆除するようにしてください!
卵の見た目が良くない
ラムズホーンは卵を水槽内のいろんな場所に産み付けます。壁面などにも産み付けるため正直、見た目が良くありません。
しかも、多い時には1~2日おきに産卵するため、水槽内が卵だらけになってしまう可能性もあります。
グリーンウォーター(青水)で飼育していると、卵を見つけられないので気を付けてください。
糞が多い
ラムズホーンの糞は、黒っぽく、(貝の大きさからすると)比較的太いのが特徴です。なので、水槽内に糞が増えると、かなり目立ちます。
また、水槽内のゴミを食べてくれるため糞を大量にします。糞が多いので、水槽内の見た目が良くありません。
気になるようであれば、スポイトなどで頻繁に掃除をしてあげてください。
水槽の掃除は必要
ラムズホーンは水槽内の掃除をしてくれます。口をパクパクしながら、水槽内の汚れ・ゴミを食べてくれています。
…しかし、ラムズホーンだけで水槽内をきれいにすることはできません。あくまでも掃除の補助をしてくれていると思ってください。
ですので、水槽の掃除は必要です!ラムズホーンを過信して掃除を怠らないように気を付けてください。
最後に
今回は、ラムズホーンのメリットとデメリットをご紹介しました。
飼育するうえでメリットがある一方、デメリットもあります。それを理解したうえで責任をもって最後まで飼育するようにしてください。
メダカ水槽で静かに掃除をしてくれている姿は見ていて癒されます。ぜひ前向きにご検討いただければと思います。
他にもメダカ飼育の記事をたくさん書いていますので良ければご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました☆