人間関係がうまくいかない、思っていた業務内容と違う、待遇が良くないなどの理由で退職を考えることがあります。
そして退職を決意したときに、退職の旨を会社に伝えるのですが…退職理由がかなり重要なんです!その理由によって円満退社になるか、会社と揉めてしまうかの分かれ道になる可能性も大いにあります。
今回は、おすすめの退職理由や気を付ける点についてご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。
おすすめ退職理由
まずおすすめの退職理由をご紹介します。
退職理由で大切なのは、「本音と建て前を上手く使い分ける事」です!
退職理由で本音を言うのは簡単です。皆さん多かれ少なかれ不満は持っています。
ただ本音(不満)をそのまま伝えると会社と揉めたり、ダメ人間扱いされてしまう可能性があります。
その後も会社に残る人は、不満を持っていたとしても会社に何かしら魅力を感じているから残っているんです。それを否定されるといい気分をしないという人は多いものです。
「建て前」としておすすめの退職理由を以下でご紹介します。
育児との両立ができない
小さいお子さんがいる方は「育児」を建前として使うことができます。
大きな理由としては「育児との両立ができない」として、聞かれた時のために以下のエピソードなどを伝えるとよりリアルに聞こえます。
親の介護
「親の介護」も退職理由として使えます。ただ、近所に同じ会社の人が住んでいる、真っ赤な嘘の場合は、バレてしまう可能性が高いので要注意です。
「育児」や「介護」などは、自分ではどうしようもないことです。そのような理由を伝えると、会社側も下手に止めることができません。
全くの嘘はダメですが、多少の色を付けて退職理由として使うことで円満退社がしやすくなります。
「仕方なくやめざるを得ないんです…」というトーンで退職理由を伝えるのも重要です。
夢を追いかけたい
実際に今までの会社で「夢を追いかけたい」「開業して自分の店を持ちたい」と言って退職した方も何人かいます。
ただ、この理由だと会社から引き止められる可能性があります。本人を説得して引き留めようとします。
また、退職を押し通すと変人扱い・呆れられることもあります。
建て前ではなく、本当の理由を伝えたい!という方はこの理由を伝えても良いと思いますが、引き止められないように注意してくださいね!
体の不調
心身の不調を退職理由として伝えるのも方法の1つです。
この理由だと、会社も下手に引き止めにくいので、すんなりと辞めやすいです。
ただこれにもある程度、建前が必要です。精神疾患等は理解の無い方から偏見の目で見られることもあり得ます。
伝え方、伝える内容についても事前によく考えるようにしてください!
気をつける事
退職を会社に伝える時に気をつけていただきたいことがいくつかあります。
退職後にも、いつどんな時に現職の方と関わることになるかわかりません。退職時はもちろん、退職後の事も考えるようにしてください。
円満退社を心がける
何よりも円満退社を心がけるようにしてください。上記でも書きましたが、不平不満を退職理由として伝えても揉める可能性が高いです。
退職の意向を伝えた後も会社と退職手続きが必要ですし、退職日まで勤務をする場合が多いためお互いが気持ちよく退職できるようにできる限り努力を心がけてください。
また、今まで育ててもらった感謝の気持ちを在職中は持つようにしてください。これらの気持ちは想像以上に態度に出て、相手に伝わります。
建前を貫き通す
退職の時に、別室でしっかりと面談をする会社もあります。
そこで会社の不満などを聞き出そうとする場合もありますが、最初に退職理由として伝えた「建て前」を最後まで貫き通すようにしてください。
会社を良くしようと思うのなら「建て前」は必要ありません。本当に思っていることを伝えたほうが会社の成長のためには良いと思います。
ただ、円満退社が遠のく可能性は大いにあるのは覚えておいてください。
あくまで円満退社でスムーズに退社したいのであれば、建て前を貫くようにしてください。
誰にも本音は言わない
会社に対して伝えた退職理由と、同僚に伝えた退職理由が違うために後ほど噂になることが良くあります。
トラブルなく退職したいのであれば、本音は誰にも言わないように気を付けてください。本当に信頼できる人であれば伝えても良いですが、退職したとたんに面白がって噂が広まる可能性があります。
これはそれぞれの人間関係によって変わりますが、退職後に悪い噂が広がり、知らないところで噂が独り歩きするのはいい気分ではないですよね。
強い意志を持って臨む
最も大切だと思うことは「強い意志を持つこと」です。
退職の話を上司にした際に、いろいろな方法で引き止めや退職時期の延長などを言われることがあります。
もちろん、自分の中で妥協できるのであれば受け入れても良いと思いますが、退職の意思が変わらないのであれば出来るだけ動じないように頑張ってください!
退職の意向を上司へ伝える前に、なぜ退職したいと思ったのか?を今一度よく考え、引き止め等があった場合にはそれを思い出してください。
そして、言い方に気を付ける必要はありますが、退職の意思が変わらないという旨は会社にしっかりと伝えたほうが良いです。断りづらく、思わせぶりな返事をしてしまうとトラブルの原因にもつながってしまいます。
▼退職は、想像以上にエネルギーを使います。それがまたストレスになってしまうことも少なくありません。自分で上手く、対処ができないと思ったら、無理をせずに専門の会社へ依頼してみるのもおすすめです。
最後に
今回は、退職理由についてご紹介しました。今まで担当業務で退職者に関わることが多かったので様々な退職理由を耳にしてきました。
その中でも円満退社になりやすいのは「家庭の事情」が多いように思います。
会社への不満を言ったり、人によって伝える退職理由が違う(本音と建て前が混ざっている)と、会社側は良い顔をしないことが多いように感じます。
ぜひ退職を決意したなら「円満退社」を心がけてくださいね!
そして、これから退職の意思を会社へ伝えるという方!!退職が決まるまでの面談や退職日までに大変な事や嫌な思いをすることがあるかもしれません。強い意志をもち臨んでください。また、話がまとまらないようであれば、退職代行の会社へ依頼することも選択肢の1つです!無理をし過ぎないようにしてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました☆