就職活動が本格化すると、気になる企業の見学会に参加する機会が増えてきます。
中には、大学などが主催する工場見学会に参加することもありますが、多くは就職活動の際に個別で申し込んで参加する場合がほとんどだと思います。
選考前の企業見学会なんて、そんなに気にしなくて良いのでは?と考えている方も多いと思いますが、出来るだけ有効活用してほしいと思います。
今回は、大学生が企業見学に参加する際に、質問してほしいこと&質問しないほうが良いことをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
質問すること
企業見学の時に、ぜひ質問してほしいことをご紹介します。
基本的には、興味を持ったこと・知りたい事を質問すればOKです。そのためにも、出来るだけ事前に企業研究をしたうえで興味を持って企業見学に参加するようにしてください。
応募を検討している企業なら、志望動機に書けそうなことを質問すると面接時のアピールになるのでおすすめです。
興味を持ったこと
興味を持ったことを質問するのが一番良いです。興味を持って質問してくれている学生は、企業側もわかります。
一方、興味のない質問をしている学生はある程度、採用担当者は気付きます。今まで何百人もの応募者を見ているので、表情などで気付くんです…。なので興味のないことは無理に聞く必要はありません。
質問の数は重要ではありません。知りたいと思ったことはどんどん質問してください。
一例を以下に挙げます。
専門的なこと
学校で習ったことや、企業の業種に関することなど、専門的な事を質問するのもOKです。
ただ、これも興味を持ったことを質問するようにしてください。形式的な質問はあまり意味がありません。
当たり障りのないこと(よくある質問)
気になる企業だけど、緊張して質問が考えられない!でもアピールはしたい!という場合は、形式的な質問をしてみて下さい。
アピールという意味では、効果は薄いかもしれませんが、全く質問がないよりは断然良いです。事前にいくつか考えて参加するといいかもしれません。
質問しないほうが良いこと
一方、あまり質問しないほうが良いことをご紹介します。
ただ、企業見学会だけで選考に全く関係ない場合、選考時などの状況によって気軽に質問できる場合とそうでない場合があります。
分からなければ、危うい質問はしないのがおすすめです。
年収
たまに「年収を教えてください」という質問があります。…もちろん、答えません。
もし本当に年収が知りたいのなら、求人票を確認するようにしてください。
企業側からは、「年収」しか興味がないなら他の企業でも良いんじゃない?と思われてしまう可能性もあります。要注意の質問です。
離職率
離職率は気になる方も多いと思いますが、答えづらい企業もあります。(離職率が高い企業ほど答えづらいです。)
もしどうしても聞きたければ、「同じ大学から入社した先輩社員はいますか?」「新卒で入社して活躍している先輩はいますか?」などと遠回しに聞いてみて下さい。
求人票には過去3年間の入社人数・離職人数が記載されているので、直接聞かずにその欄を確認したほうが安全です。
その他
根掘り葉掘り聞きたい方もいると思いますが、失礼な質問はしないほうが良いです。
また、ダラダラと質問をされると採用担当者もあまりいい気分にはなりません。
質問内容はある程度、事前に考えて置く。もし当日疑問に思ったことがあれば、その日に聞くべきことを質問するようにしてください。
質問内容によっては、良くない(悪い)印象がついてしまう可能性もゼロではありません。
質問よりも大切な事
質問をすることである程度アピールすることができます。しかし、質問よりももっと大切だと思うことがあります。
参加する姿勢
企業見学に参加する際の姿勢は重要です。
興味を持って聞いている学生は、企業側もわかります。ぜひ質問だけではなく、前向きな姿勢で企業見学に参加するようにしてください。
これだけでも企業側から良い印象を持たれるかもしれません。
聞くより見るべきこと
「社風」「社員同士の仲の良さ」などは、いくら質問をしても実際は分かりません。
会社の雰囲気は、企業見学で直接見るようにしてください。※気にしてみないと分かりづらいと思います。
以下のようなものでも多少の雰囲気がわかります。
仕事内容も重要ですが、対人関係もそれと同等もしくはそれ以上に重要です。ぜひ企業見学でしっかりとみるようにしてください。
最後に
今回は、大学生が企業見学に参加する際に質問する内容についてご紹介しました。
最初はあまり興味がなかったけど、企業見学をして興味を持つことなどもあります。ぜひいろんな企業をみて、多くの業種・職種を見てみて下さいね。
また、せっかく企業見学会に参加したのであれば、選考時にアピールしない手はありません。企業見学会に参加したからこそ得た情報などをアピールすれば、他の応募者よりワンランクアップすることにつながるかもしれません。
ぜひ後悔のないように、企業見学会に臨んでください。たくさんの企業見学会に参加すると、ある程度見るべきポイントが分かってくることもあるのでお勧めです。
最後までご覧いただきありがとうございました☆