【孵化率9割】メダカ加温飼育時の卵管理方法

メダカ

採卵のためにメダカを加温飼育してみたけど、卵の孵化率が悪くて悩んでいるという方、実は結構多いのではないかと思います。

私も最初、メダカの加温を始めたとき孵化率が悪すぎて困っていました。色んなサイトなどを見て真似してみても全然孵化率が上がりませんでした…。

今回は加温時の孵化率を上げる方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい!

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孵化率が悪すぎる…

メダカ飼育を始めて初めての冬、越冬が不安だったので数種類のメダカは加温飼育をしてみました。

せっかくなら採卵ができていない品種の採卵もできればという思いもあったので26℃くらいの水温で加温をしてみたんです。すると嬉しいことに産卵が始まったんです!

…しかし、なぜか孵化率が悪すぎる!!

孵化率が1~2割ほどしかありませんでした。

メチレンブルーで試したり、毎日水替えをしたり、数日おきに水替えをしたりと色々なパターンで試してみたけど効果がありませんでした。

ちなみにこの時の管理方法をご紹介します。

➀タッパーなどに水道水+メチレンブルーを入れる
②1~2日おきに水替えをする
③親水槽と同じ水温で管理(26℃くらい)

途中までは成長するのですが、発眼くらいで卵がどんどんダメになっていきました…。

▼春~秋の孵化は下記の内容で問題なく孵化できていました。
メダカの卵が孵化するまでの管理方法

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なぜ加温時は孵化率が下がるの?

卵の管理方法は問題ないはずなのになぜ孵化率が悪いのか?

ダメになる卵を散々観察してみて分かった点をご紹介します。

☑発眼までは成長する卵が多い(無精卵ではない)
☑ダメになる卵は水カビが付いている

孵化率が悪い原因…それは「水質の悪化」が1番の理由です。(それ以外考えられない!!)

加温で水温が上がっているため、想像以上に水質が悪くなっていたんだと思います。加温時は水温が高いだけでなく、水量も限られてしまいます。そのため余計に水質の悪化が早くなってしまいます。

孵化率を上げた方法

水質の悪化が原因だ!と分かってから、方法を考えました。

ちなみに我が家はトロ船に水を張り、湯煎式で各飼育容器を加温をしていたので、水量を取ることは難しい…と思っていたのですが、ひらめきました!!

容器に分けたら水量が取れないということは、トロ船自体で卵の管理をすれば水量はたくさんとれる。でもトロ船で管理すると、ヒーターに針子が挟まる可能性もある…ということで市販の「産卵ネット」の類似品を作ってみました。

作り方は以下の通りです。

➀側面に穴がある容器を準備(我が家は約15㎝角サイズを使用)
②ストッキングを外側にかぶせる(針子が出ないため)
③トロ船内に固定して完成

この容器で管理するようになってから、孵化率が9割以上に上がりました!側面はストッキングなので水が巡回し、水質の悪化を防ぐことができます。やはり水質の悪化が孵化率を下げていたようです…。

余談ですが、この完成形にたどり着くまでに試作をいくつか作ってみたのでご紹介します。

試作1つ目:ペットボトルの上を取って、側面に穴を開けて、不織布を外側に取り付け→不織布はすき間が多く、孵った針子が挟まっていることがありました。

試作2つ目:試作1つ目と同じペットボトルに、ストッキングをセット→ペットボトルは長細いため卵の状態が把握しにくい&底面積が狭いためダメになった卵の白カビが付きやすい。

▼孵化率が悪い原因を探るためにもまずは一度、↓このような商品を使ってみると楽ちんです。

最後に

今回は、加温時の卵の孵化率を上げる方法をご紹介しました。

容器にメチレンブルーを入れて無事孵化できている方もいますが、我が家ではどうにも上手くいきませんでした。水温や各地域の水質(カルキ濃度)なども関係しているのかもしれません。

各ご家庭に合った方法で孵化率を上げて欲しいと思います。今回の方法はお金もほとんどかからないのでぜひ試してみて下さい。

他にもメダカ飼育の記事をたくさん書いていますので良ければご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました☆

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