新しくメダカを購入し、迎え入れたのにすぐに死んでしまった!とショックを受ける方も案外多いと思います。
メダカは丈夫で飼いやすいと聞いていたのに…何が悪かったの?と疑問に思いますよね。
今回は、すぐに死んでしまう主な理由をご紹介します。特に迎え入れて1週間以内にメダカが死んでしまうという方はぜひ参考にしてください。
最初にチェックすること
まずは、最初にメダカの健康状態をチェックしてください。
これをすることで、メダカ自体に問題があるのか?飼育方法に問題があるのか?を見極めるヒントになります。
次の内容に該当するものがないか出来る範囲でチェックしてみて下さい。
☑けがをしている
☑やせ細っている
☑色が悪い
☑病気になっている
もし疑わしい個体がいる場合は、別容器で飼育して様子を見たほうが安心です。
特に該当のものが無いようであれば健康状態に問題はないと思います。
一週間以内の死因
上記に該当するものもなく、健康・元気な個体なのに、1週間以内にポツポツと死んでしまう場合は、主に次のものが原因になっている可能性が大です。
水合わせ不足
メダカも水合わせが必要です。水温や水質、ph(ペーハー)を少しずつ合わせてから水槽に移す必要があります。
特にph(ペーハー)合わせは重要です。phショック(元の環境と水槽内の水質が大きく違うことで、メダカの体が対応できずショック状態を起こしてしまうこと)を起こしてしまうと、対処方法がありません。
軽いphショックであれば、メダカの体力次第で乗り越えることもありますが、一般的には数日以内に死んでしまいます。
水槽を立ち上げたばかり
ただカルキ抜きをしただけの水だと、水中にバクテリアがいません。
そのため、水槽はメダカを迎え入れる1か月ほど前に準備をして、バクテリアを発生・定着させておく必要があります。
バクテリアが水槽内にいることで、アンモニアを分解してくれるなど水槽内の環境を良い状態に保ってくれます。
市販の商品でバクテリア剤なども販売されているので、最初はそのようなものを利用するのもおすすめです。
今までの経験で、すぐに死んでしまうのは「水合わせが不十分」もしくは「水が出来上がっていない」場合がほとんどでした。既にメダカ等を飼育している飼育水があればバクテリアが棲みついている可能性が高いので、それらを使用するのがおすすめです。
メダカは丈夫だけど…
メダカは越冬もできるし、丈夫な生き物だと様々なところで紹介されています。
しかし、メダカにとって飼育の水は、生きていく環境の全てです。(人間も急に酸素が薄い場所にポンっと置かれたら順応できませんよね。高山病などがその例です。)
環境が大きく変化すると、いくら丈夫なメダカでも死んでしまう可能性があります。
なので、「水合わせ」と「水槽内の水質」は最も気を使ってあげてください。
もし後者の環境づくりに不安があるようであれば市販の商品を使うのがおすすめです。
せっかく迎え入れたメダカをより健康で長生きさせるために、できることは行ってみて下さい!
最後に
今回は、初心者がメダカを飼育するときに最初にやりがちな失敗をご紹介しました。
メダカは飼いやすいというのは事実ですが、一番最初の導入時が何より難しいです。水槽に一番最初に入る第一世代は環境が出来上がっておらず、一番酷な環境になりがちなので、どうか出来るだけ様子を見て世話をしてあげてください。(第二世代以降は、水質が安定しているので楽なんですけどね…)
メダカ育成の記事をたくさん書いていますので、ぜひご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました☆