タマミジンコの培養に失敗した!タマミジンコの培養は難しい!という意見をよく聞きます。
我が家ではタマミジンコを培養していますが、様々なパターンで培養を行い、ある程度安定して培養ができるようになってきました。
今回はタマミジンコを増殖させる方法をご紹介したいと思います。
写真つきでご紹介しますので、参考にしてみてください。
ミジンコの「基本の飼育方法」
まずは基本的なミジンコの飼育方法をご紹介します。
重要なのは、メダカの飼育水を使用することです。
きれいな水(カルキ抜きをした水)にタマミジンコを数百匹入れて、数時間で全滅させたことがあります!きれいな水は絶対にダメです!!
また、食べ残しのえさやメダカの糞が、ミジンコのえさになってくれます。この環境で、1週間程度は、ミジンコがそこそこ増えてくれます。
培養方法
上記の方法だと1週間程度は、ミジンコが増えてくれます。しかしその後は、栄養分が不足し始めるので、増殖スピードが落ちてしまいます。
なので、ミジンコを培養するときは、これから紹介する方法を定期的に行ってください!
たったこれだけで、翌日には目に見えてミジンコが増えています!
具体的な方法は以下の通りです。
まず、小皿を準備します。そこへドライイーストを1g程度入れます。(↓写真は量らず適当な量ですがおそらく1g程度だと思います。)
そこへカルキ抜きした水を適量入れて、1分間ほど混ぜます。ドライイーストの粒がなくなるまで混ぜてください。
ここまでで重要なのは、「ドライイーストをといた水溶液の濃さ」です。濃いよりも薄い方が失敗がなくおすすめです。不安な方は薄めにドライイースト水を作ってみて下さい。
この「ドライイースト水」をスポイトでミジンコ飼育水へ入れます。1ℓあたり5滴程度入れて、水を撹拌してください。思いっきり混ぜてもミジンコは死なないので大丈夫です!
私はスポイトを使って水を撹拌しています。「スポイトで水を吸って、思いっきり水中で出す」を3回ほど繰り返せば、ミジンコの飼育水が均等にうっすら白濁します。
↓ドライイースト水をミジンコ飼育水に入れて、混ぜた直後の写真です。
↓9時間経過後の写真です。分かりにくいですが、うっすら白濁していた飼育水が、ある程度澄んでいます。
翌日には、ミジンコがどんどん増えてくれるのでぜひ観察してみて下さい。
注意点
ドライイーストを利用したミジンコ培養方法をご紹介しましたが、注意点がいくつかあります。
ミジンコ培養の失敗原因になる可能性もあるのでぜひご覧ください。
ドライイーストの濃度
ドライイーストは濃いとミジンコが死んでしまう可能性があります。最初は薄めから試したほうが失敗なく増やせるのでおすすめです。
薄いとミジンコが増えてくれないかもと不安になるかもしれませんが、少量でもしっかり増えてくれるので安心してください!
しっかり混ぜる
ドライイースト水は、ミジンコの飼育水に入れた後にしっかりと混ぜてください。
濃い濃度のまま飼育水に入れたり混ぜないと、ドライイーストが固まってしまいます。その固まったドライイーストにミジンコが絡まってしまうこともあります。
思いっきり飼育水を混ぜても問題ありません。毎回、思いっきり混ぜていますがミジンコが死んだことはありません!
1日経過してからメダカに与える
ドライイーストは、おそらくメダカにとっては良くないと思います。
一度、間違えてドライイーストを入れたミジンコ飼育水に針子を入れてしまったことがあります。2時間ほどで気付いたのですぐに取り上げたのですが、かなり弱ってしまっていました…。
数時間程度で、ドライイーストの白濁が落ち着いて水が澄みますが、念のため1日ほど放置をしてから、ミジンコをスポイト等で吸ってメダカに与えてください。
スポイトでミジンコを吸うと、水も一緒に吸ってしまうので要注意です!
最後に
今回は、タマミジンコの培養方法をご紹介しました。
ミジンコの培養方法は、鶏糞やPSBなど様々ありますが、私はドライイーストが一番簡単かなと思います。
ぜひお試しください。他にもメダカ飼育の記事をたくさん書いていますのでぜひご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました☆