メダカの針子の餌としてゾウリムシを活用している方は多いと思います。
ゾウリムシの繁殖方法は様々ありますが、我が家ではキリン・生茶を使用しています。
今回は、生茶で繁殖させるメリットとデメリットをご紹介します。
ゾウリムシの培養方法は様々
ゾウリムシの培養方法はたくさんあります。ミジンコに比べて、増殖も容易なので初心者でも失敗が少なく、針子の活餌として重宝されています。
ゾウリムシの培養に使われるものは主に以下のものがあります。
この中で、我が家は「生茶」を使用しています。今まで失敗もないため、ぜひおすすめしたい方法です。
生茶のメリット
生茶で培養をすることでメリットがたくさんあります。
管理もかなり楽なのでぜひ参考にしてください。
臭いが少ない
エビオス錠でゾウリムシを繁殖させると、数日でかなり強烈なにおいになります。PSBに近い臭いがするので、室内に保管すると、近づくだけで多少の異臭がします…。
生茶で繁殖させると、多少臭いはしますが、臭さがかなり違います。
温度変化が少ない室内で増殖させる方も多いゾウリムシなので、「臭い」はかなり大きなポイントになります。
アンモニア濃度が低い(らしい)
エビオス錠などで増殖した場合、アンモニア濃度が高くなり、水質が悪化しやすいと言われています。
それに比べて、生茶はアンモニア濃度が低いようです。※実際にアンモニア濃度の測定をしたわけではなく、調べたり聞いたりした情報です。
我が家では、生茶で培養したゾウリムシを、培養水と一緒にメダカ水槽に毎日入れています。しかし今まで特に問題はありません。
我が家では、毎日針子にゾウリムシを与えていますが、量はわずかです。5ml/回×2回(朝・晩)を各水槽に入れています。
大量に入れる場合は、水質悪化につながる可能性もあるので要注意です!
安定して増やせる
生茶で今まで何度も培養をしていますが、毎回安定して培養ができています。
様々な培養方法がありますが、一番無難で、失敗がない方法ではないかと思っています。
初心者の方や、失敗したくないという方はぜひ「生茶」を使った培養方法をお試しください。
色の変化で培養がわかりやすい
生茶で培養を行うと、経過日数によって色の濃さが変わってくるため、完成度が一目でわかります。
エビオス錠での培養も何度か行ったことがありますが、色の変化がわかりにくいため、いつセットした物か管理をする必要があります。
色の濃さだけで大体の経過日数がわかるのは、何本も培養していくととても助かります!
簡単に手に入る
キリン・生茶はコンビニやスーパー等どこでも手に入るのが大きなメリットです。思い立ったら、時間関係なく用意することもできます。
エビオス錠などもインターネットやドラッグストアなどで購入できますが、事前に準備が必要です。
ちなみに他のお茶だと培養に失敗したという話をよく聞くので、やはり「生茶」がおすすめです。
生茶のデメリット
一方、デメリットもあるため、あわせてご紹介します。
コスパが良くない
生茶は、2ℓ購入するのに120円~200円程度かかります。2ℓもあれば、かなりの量が培養できます。
しかし、エビオス錠などの培養方法の方が、もっと安く培養することができます。
エビオス錠の場合、500ml分の培養水を作るのに1錠を使います。1錠は1~2円程度なので、生茶と比較すると、かなり安く培養ができちゃいます。
私が感じているデメリットはそれくらいです!
最後に
今回は、生茶を使用するゾウリムシ培養についてご紹介しました。
デメリットもありますが、個人的にはメリットの方がかなり大きいと思っています。
もちろん他の方法がダメなわけではありませんが、ぜひそれぞれのメリット&デメリットを知ることは重要だと思います。
他にもメダカ関連記事をたくさん書いていますので良ければご覧ください。