我が家は、メダカの飼育を始めて間もないころ、メダカの卵の孵化率がガクンと落ちてしまった時期がありました。
それは「秋」だったのですが、最初は理由がわからず、管理方法が悪いのだとばかり思っていました。
秋は寒暖差が出てくるし、そもそも卵の孵化条件にあまりあっていないのかな?とも思っていました。※実際に秋が深まってくると気温・日照時間など孵化条件から少しずつ外れていくのは事実です。
今回は、そんな失敗談について紹介したいと思います。同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。
当時の卵管理方法
卵の孵化率が悪い時、我が家で行っていた卵の管理方法は以下の通りです。
特に間違った方法ではないのになぜか卵が孵化せず、水カビに侵されてどんどん卵がダメになってしまっていました。
Twitterなどで相談してみても、同じように管理する方も多く、なぞはますます深まるばかり…。
新しい管理方法
そんな時に、メチレンブルーを使って卵を管理する方法を試してみました。
水道水に含まれるカルキで水カビ予防になるから、メチレンブルーをわざわざ使う必要なんてないだろうな…と思いながら、試してみたんです。
ちなみに管理方法は、水道水の場合と大して変わりません。「水道水」→「メチレンブルーを薄めた水道水」に変更しただけです。
そしたら、なんと孵化率がかなり上がったんです!!もちろん、毎日卵の様子を観察し、ダメになった卵が無いか(ダメになると青く染まります)確認をしていましたが、どれも順調に成長していました。
ここで、孵化に失敗していた大きな理由が「水カビ」だったと気づきました。
メチレンブルーは水カビ病の治療にも使われ、殺菌力があります。その殺菌力のおかげで、メダカの卵が水カビに侵されることなく無事孵化したのだと思います。
都道府県によってカルキ濃度が違う
水道水に使われているカルキにも殺菌作用があります。なのに、なぜ簡単に水カビが発生してしまったのか…。
どうやら調べてみると、都道府県によってカルキの濃度が違うようです。
田舎の水道水ってカルキ臭がほとんどしません。水道水をそのまま美味しく飲むこともできます。しかし東京などの都会は、水道水にカルキが(田舎に比べると)多く残っている場合も多々あります。
そうです!我が家は田舎なんです!!
「水道水はカルキがある程度入っているもの」「カルキの濃度は各都道府県で一緒」だと思い込んでいましたが、そもそもそこに落とし穴があったようです。
最後に
「水道水を使っているのに、水カビが発生してしまう」という問題について散々悩まされていましたが、結果としてカルキ濃度の違いが原因だったようです。
田舎に住んでいる我が家にとっては、大変ありがたいことではあるんですが…まさかの盲点でした!
もちろん、メダカの卵の孵化においては「温度」がかなり影響します。水温はきちんと把握・管理するように気を付けてくださいね。
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