メダカの有精卵に寿命はある?10日を過ぎても孵化しない理由は?

メダカ

メダカの卵がなかなか孵(かえ)らない!2週間を過ぎているけどまだ大丈夫なの?と不安に思っている方は多いと思います。

メダカの卵を毎日、気にかけて世話しているほど、気になっちゃいますよね。

今回は、私自身の経験談をもとに、孵化しない理由や卵に寿命についてお話したいと思います。参考にしていただけると嬉しいです。

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メダカの有精卵に寿命はある?

メダカの有精卵に寿命があるというのは聞いたことがありません。

一般的に10日~2週間ほどで孵化をするという場合が多いですが、約1か月後に孵化したという話も聞いたことがあります。

ですので10日を過ぎたからもう無理だ!と一概に悲観する必要はありません!

しかし、この後もご説明しますが10日~2週間を過ぎると孵化率も下がる傾向があります。できれば孵化条件を揃えて早めに孵化させてあげたほうが孵化率が上がります。

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10日間を過ぎても孵化しない理由

産卵から10日間を過ぎたのに孵化しない原因をご紹介します。

該当するものがないか?ぜひ確認してみて下さい。

水温不足

メダカの卵は累積250℃で孵化すると言われています。

25℃ → 約10日間
20℃ → 約12日間
15℃ → 約20日間

メダカ卵の孵化には水温が大きく影響します。

もし水温が低いのが原因で、孵化に日数がかかっているようであれば、「窓際におく」「晴れた日に外に出す」などして温かくしてあげてください。

メダカが産卵するのは4月~9月と水温などの条件が揃いやすい時期です。特別な対策をしなくても孵化はしやすい条件が揃いやすいと思います。できる範囲で対策してみて下さい!

日照時間不足

メダカ卵の孵化には1日あたり約13時間程度の日照時間が必要だと言われています。

玄関などで飼育している場合は日の光が入りにくく、日照時間が不足する可能性があります。

もし飼育環境に日が入りにくいようであれば、卵を明るい場所に置くようにしてください。

また、日中の日照時間が足らないようであれば、夜間はリビングなどに移してライトに当たるようにしてあげてください。

水質が悪い

水質が悪く、卵の周りにカビが生えてしまい、成長が止まって、ダメになってしまうことがあります。

卵の水替えは毎日行うようにしてください。

また、意外と盲目になりがちなのが容器自体の汚れです。水替えを毎日行っていても、数日で容器の壁面にぬめりが出てくる場合があります。

毎日は必要ありませんが、数日おきにぬめりが無いか確認し、ぬめりがあるようであれば他の容器に移し替えるなどしてきれいに洗うように気を付けてください。

無精卵

そもそも卵が無精卵である可能性もあります。

有精卵であれば数日で卵の中に目ができます。すると有精卵・無精卵の違いが良くわかると思います。

他の卵と比較して目が無かったり、白く濁ってくる場合は無精卵の可能性が高いので除去しておくようにしてください。他の卵にカビが移ってしまう可能性があるので注意が必要です!

最初のうちは無精卵なのか?カビが生えているかわかりにくい場合もあります。その際は、別容器に移して管理してみて下さい。それであれば、健康な卵と離したうえで管理ができるのでおすすめです。

卵がダメになった

卵の成長途中で何かしら問題があり、卵の成長が止まりダメになってしまうこともあります。

この場合、卵の殻がふやけて中の針子が死んだ状態で出てきたり、卵が白っぽくなってきます。

有精卵・発眼が確認できた卵でも、途中で卵がダメになってしまうことはよくあります。ダメになった卵は早めに除去するようにしてください。

また、本当にダメになったのか分からない・不安であれば、別容器に移して数日間、様子を見てみてもOKです。※何度か経験をすると一目でダメになってしまった卵を見分けれるようになってきます。

長期間孵化しないとリスクも高まる

秋などは一気に朝晩の気温が低くなります。また台風などで天候が安定しない日も多くあります。

このように天気が安定しない時期などは水温や日照時間などの条件も安定しにくいため、卵の成長がなかなか進まないことも多くなります。

孵化までの期間がかかればかかるほど孵化率は下がる傾向にあります。

卵に問題があって孵化しないという場合もありますが、卵自体に問題が無くても他の無精卵・ダメになった卵から悪影響(カビ・水質悪化)を受ける可能性もあります。

出来るだけ標準の期間に孵化させるのが安全で、リスクが少ないので、水温・日照時間などの対策は怠らないように気を付けてください。

最後に

今回は、メダカの卵がなかなか孵化しない時の原因をご紹介しました。

水温や日照時間、水質を管理していれば一般的には孵化します。それらの条件をできるだけ整えても孵化しない場合は、卵自体の問題や気候の問題など対策のしようがない場合が多いと思います。

特にメダカ飼育の初心者は、出来るだけ基本に忠実に行うのが一番の近道です。ぜひ楽しいメダカライフを一緒に楽しみましょう!

メダカ育成の記事をたくさん書いていますので、ぜひご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました☆

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